ハワイで掴んだ好きなことを仕事にするチカラ〜ウェディングフォトグラファー Kayさん〜

気候が安定していておだやかな雰囲気が溢れる常夏の島、ハワイ。

魅力溢れるハワイで「何かをはじめること」「好きな仕事をすること」をイメージすると、何からはじめればいいのか思い浮かばず、きっかけやヒントが欲しい!と思っている方も多いのではないでしょうか。


そこで今回、ハワイで約10年ウェディングフォトグラファーとしてご活躍されているKayさんにお話を伺いました。ご自身のブログにて写真を掲載したことで、日本人からの依頼も多く、世界各国でウェディングフォトを撮影されています。

ハワイで興味があることを仕事にしてご活躍されているKayさんに、PRライターのYuriがハワイで1歩踏み出す秘訣を取材しました。




「これが好き」と気がついたなら、行動してチャンスをつかもう!

───ハワイで仕事をするにあたり、どんなことからスタートされたのですか?

Kay:すぐにカメラの仕事ができるよう、ポートフォリオ作成やカメラ修行をしましたね。事情があり、ハワイ以外の国で準備を進めていましたが、自分の作品として残るので仕事につなげられました。


もともとアメリカで働いていたのですが、このままでいいのかな?と思い、帰国して自分の興味があることをやってみたんです。

カメラ、旅行、教員関係や通訳。興味があることすべてをやってみて、カメラと旅行に1番興味が持て、自分に合うなと気づいて。そんなときに、ご縁があってハワイに行く事にしました。


海外ウェディングの人気があり、ハワイが特にデスティネーションとして確立していることから、ここでなら仕事としてカメラを使うことができるかもしれないと思ったからです。

ハワイの持つプラスのイメージが、新しいことにチャレンジしてみよう!という気持ちにさせてくれました。



───ハワイで仕事をはじめて、すぐに軌道に乗れたのでしょうか?

Kay:ハワイでウェディングフォトグラファーとしての知名度がなかったので依頼がなく、出版社で広告営業と撮影の仕事をフルタイムでする傍ら、現地のスタートアップの会社でウェディングフォトの仕事をしていました。


広告を出したら依頼が増えるのでは?と考えたんですけど、ハワイへきてから目にする広告に宣伝をしても効果はないですよね。

広告以外で何か方法はないかと考え、ウェディング関係の情報を発信したり探している方を特定しやすいブログを開設したんです。


ブログをきっかけに、ランキング上位の方(今でいうインフルエンサー)から撮影依頼をいただいて。そのときの写真がブログに掲載、紹介されたことで知名度が上がり、自分のブログを見た人と、インフルエンサーの方のブログを見た人からの依頼が増えました


時代の流れに合わせた方法を「やってみよう!」と取り入れられたのは、「何かに向かって一生懸命頑張っている人を応援してあげたい!」と思う人が多いハワイにいたからです。

協力的な人が多く、精神的なサポートがとても強いので、新しいことにも挑戦できましたね。




挑戦を応援してくれるハワイで、自分のスタイルをつくっていこう

───ハワイで活動するなかで意識して実施していることはありますか?

Kay:ほかと差別化をはかることですね。ハワイにはたくさんのフォトグラファーがいるので、自分のスタイルを確立することが最初の1歩でした。どこにいても、どんな仕事でも、自分のスタイルづくりは重要ですね。

でなければ、誰でも同じになってしまって、たくさんの中から選ばれません。まずは「自分の強み」をしっかりと理解すること。そして、ブランディングしてアピールをすることが必要です。


私の場合はブログで自分のフォトスタイルをアピールしました。「私のところではこんな写真が撮れますよ」と紹介したんですね。

ほかとの違いを自分から発信することで、日本に住んでいるハワイウェディングやウェディングフォトを検討している人たちに自信を持って私らしさをお伝えできました。


ハワイは年間を通して、暖かくてお天気もいいから過ごしやすいし、自然が豊かです。こういう場所にいると、人は幸せな気持ちになりますよね。

さらに新しいことに興味を持ってくれる人もハワイには多いですよ。だからこそ差別化した自分の個性が受け入れられやすかったのだと思います。



───ハワイにいることで掴めるチャンスやプラスになることはありますか?

Kay:日本と比べると年齢制限がないので挑戦しやすい環境がありますね。

たとえば、30歳になったから結婚しなくちゃ!とか30歳を超えているのに学校へ戻るの?など。周りが「それ、大丈夫なの?」という質問をなげかけてきません。

基本的に好きなときに、好きなように、好きなことをしていいと考えているんですよね。


さらに「ポジティブはいいこと!」と考えられていたり、プライドを持つことや、自分に自信を持つことをよいことだとしているので、前向きな考え方ができます。

自分に対しても相手に対しても「やってみたい!」ということに「やってみなよ!」と周囲も背中を押してくれます


私は実際、約3年ほど教員として働いた後にハワイで仕事をする選択をしました。やりたいことに対して応援してくれる人が多いハワイだから、好きなことを仕事にして過ごせています。




ハワイで夢をかなえる近道は、自身のアップデートと目標設定がカギ

───新しいステージのはじまりとしてハワイを選んだ理由を教えてください

Kay:日本へ帰国したときにハワイ出身の人と出会ったことがきっかけでした。

元々は大学院留学をきっかけにアリゾナ州で生活をしていて、卒業後はアメリカ本土で教員として働いていたんです。でも「この仕事でいいのかな?」「ほかにやりたいことがあるのでは?」と考え、1度日本へ帰国しました。

そのときに出会った人が、出身地であるハワイへ戻るというので、一緒について行くことにしたんです。


実は、観光などで人気の場所に行くタイプではないので、ハワイに興味があったわけではないんです。でも過去に旅行で訪れたことがあって、そのときの印象がすごくよくて「ここなら住んでみてもいいかな」と思ったんです。

ハワイは観光地のイメージがありますけど、たくさんある自然にパワーをもらえます。海も山もあり、現地の方々は性格が穏やかな人が多く住みやすさも魅力的ですね。



───ハワイでビジネスや夢を実現したい人へアドバイスやメッセージをお願いします

Kay:ハワイでは個人としても会社としてもプロフェッショナル・ディベロップメントを大切にしている人が多いです。

また、やりたいことの市場リサーチをして、自分の現在地を把握、理解してから差別化をはかるためのブランディングをしていくのがいいですね。


ハワイはとても幸せな島ですが、都市と比べて新しいものと触れ合う機会が少ないです。ハワイの人は新しいもの好きな人が多いので、ハワイの外に出て新しいことにふれたり、人と話すことで変化や進歩を吸収することを忘れないようにするのが大切です。


そして、長期目標を設定したうえで、それを実現するための短期目標をつくることも大切です。たとえば、3年後にハワイで好きな仕事をする、と長期目標を決めたら、それを達成するための短期目標として具体的な数字や期間を設定する。

たとえば、今興味がある分野でどんなことが流行っているのかを調べたり、すでにそのインダストリーで活躍している方と知り合い、話を聞いたりするなどです。1つひとつを確実に達成していくことが、夢をかなえるための1番の近道ですね。




インタビューを終えて

こんにちは、今回取材と執筆を担当しましたPRライターのYuriです。

「自分がやりたいことは何か?」を考え、興味があることの中から「これが好き」と気付き、お仕事へとつなげたKayさん。


私には自分の強み、「これだ!」と自信を持ってアピールできることがあるのだろうか、と自分を見つめ直すきっかけとなりました。支えてくれる方々への感謝を忘れず「よし、やってみよう!」と踏み出す勇気と背中を押されました。

そしてその1歩を踏み出しやすい環境があるハワイ。年齢や環境に左右されやすい人生の決断こそ、ハワイで1歩を踏み出してみたい!と感じずにはいられませんでした。


(取材・執筆:PRライター Yuri Takebayashi / 編集:PRライター 仲間亜希子・ PRライター 井澤久美子)



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KAY SALERA PHOTOGRARHY

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